2016/03/14

おいしいコーヒーを飲むには

おいしいコーヒーを飲むために大事なことは、(1)淹れる直前に豆を挽くこと、(2)淹れ方、(3)良い豆を手に入れる、の3つです。

1、「挽きたて」

焙煎して1週間くらい経った豆を挽いて飲んでも大丈夫だし、3週間後でもそんなに悪くないのですが、粉に挽いてしまったらすぐ飲まないと香りが無くなってしまいます。つまり、香りの良いコーヒーを飲むには、飲む直前に豆を挽く必要があります。そのためにはコーヒーミルが要りますね。

ミルには手動と電動があり、手動は臼型、電動には臼型とカッター型があります。カッター型は挽き具合にムラが出るのと、カッターが高速回転するせいで香りが半分くらい飛んでしまいます。したがって、臼型の方が良いです。挽き具合はやや細かめで。

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2、「淹れ方」

淹れ方もいろいろありますが、一番手軽なのはやっぱりペーパーフィルターを使うドリップですね。ペーパードリップのときに考えることは、お湯を速く注ぐと薄くなり、ゆっくり注ぐと濃くなるという当り前の理屈です。濃過ぎるコーヒーはエスプレッソみたいなもんだと思って飲むこともできるし、お湯や牛乳を足せばなんとかなりますが、薄いコーヒーは救いようがありません。だから、「濃く淹れよう」と思ってお湯をゆっくり注ぐのが基本です。

コーヒーの淹れ方というのは一言でいえば濃さの問題なので、粉の量とお湯の量のバランスを見つけ出す必要があります。そのためには、まず計量。コーヒー用のメジャーに入る粉の重さと、いつも使うカップの容量を調べます。120ccのカップならコーヒー8g、150ccのカップならコーヒー10gくらいが基本ですが、2杯以上淹れるときは少な目で良いという説もあります。

次の段階としては「ドリップに時間をかけ過ぎると雑味が多くなる」という問題があります。そこで編み出されたのがいわゆる「蒸らし」の工程です。まず「コーヒーの粉全体が湿るが、ドリッパーから下には落ちない程度」のお湯を注いで20秒くらい待ちます。その後、適当に早めにお湯を注ぎます。お湯の適温は93℃が良いといいますが、沸騰したポットのお湯で蒸らしをやると、待っている間にそれくらいの温度になるでしょう。

コーヒーメーカーは電熱でお湯をチビチビと沸かすので、超スローでドリップすることになり、濃く出て雑味が多くなります。やはりハンドドリップの方がいいです。というわけで、注ぎ口が細目の湯沸かしポットが必要です。

3、「豆」

良い豆はなかなか手に入りませんし、自分が気に入る味がどういうものなのかが判るまでには時間がかかります。最近はスーパーマーケットのコーヒー売り場にもいろいろな豆が置かれるようになったので、試行錯誤してみると良いでしょう。スーパーで売っているものはブレンドが多いですが、1つの産地国名が表示されたストレートの豆も増えてきました。

そのあたりで満足できればいいのですが、なんか物足りない、もっとおいしいコーヒーを飲みたいという場合は、自家焙煎の豆を売っている店を探すか、通販で手に入れましょう。その場合は、産地の国名だけではなくどこの農園だとか、豆の品種や収穫後の処理の仕方による味の違いもあって面白くなります。

僕はそこからさらに進んで、生の豆を買って自分で焙煎するようになりました。

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