いつものコラージュ的で面白いアレンジではなく'60年代ロック風サウンドで音質もローファイ。演奏時間も30分ちょっとしかない。懐古的だ。イヤホンで聴いたら、リズムがヘヴィー過ぎてちょっとどうかなと思ったが、スピーカーで聴くと懐かしい感じで良い。
ジャケットもサウンドと同様、いつものようにポップな感じではなく、白黒写真に名前とタイトルだけ。しかしこの雰囲気はどこかで見覚えがある。思い出した。
ボブ・ディランの「モダン・タイムズ」をCDラックから探し出して見比べると、写真の図柄は違うが白黒写真に名前とタイトルだけでデザインのコンセプトはかなり似ている。
ベックは白背景に黒の文字で「BECK」、金色で「MODERN GUILT」、ボブ・ディランの方は黒背景に白で「BOB DYLAN」、金色で「MODERN TIMES」。音楽ジャンルは違うが、社会批判的な歌を昔風サウンドに乗せているという点も共通している。そもそもタイトルが似ているし、これはボブ・ディランさんへの共感の挨拶なのではないだろうか。
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