2010/12/22

「SYMPHONICITIES」 スティング (2010)


スティングが自分の曲をオーケストラでやり直してみるというコンセプト。原曲に近いアレンジもあり全然違うのもあり、それが曲によってうまくいっていたりいなかったりする。たとえば「ロクサーヌ」を1オクターブ下で歌っているのは渋くて良いのだが、アレンジがありきたりで映画音楽みたいである。「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」なんかは元々ストリングス中心の曲だから原曲のイメージを保っているが、ソプラノ・サックスの代わりにクラリネットを入れている。これはブランフォード・マルサリスのソプラノ・サックスの素晴らしさと比べてやや残念な感じだ。

でもまあ、スティングの曲の良さはよく分かる。それから、昔のCDと聴き比べてみると、歌が上手くなっている。

さすがに音が重厚で良い。イヤホンで聴いているのが惜しくなる。スピーカーで聴きたい。

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