このアルバムは1978年発表。パワフルに吹いている。リズムセクションも頑張っていて、バンドとしてのアンサンブルも良い。ペッパーは初期のアルバムの評価が高いが、復活後の演奏も良いじゃないか。
それに録音が良い。ペッパーの活動には'60年から'75年までブランクがあって、その前後では録音技術が全然違う。僕はマニアックに音質を追求するわけではないが、これだけ音が違うと音楽の印象にもすごく影響する。
初期のアルバムは演奏はいいけど音が悪い。これをもっと良い録音で聴けたらなあと思うが、それなら後期ペッパーを聴けば良いということになる。アート・ペッパーさんは一貫してメロディックなアドリブ演奏を追求したから、復活後もやっていることは昔とそんなに違わず、腕も衰えていなかった。やってることがだいたい一緒なら音が良い方が良い。
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