2008/01/19

「リサイクラブル」 dbクリフォード (2007)


ピアノ主体のポップ。聴いて最初に思い浮かんだのはビリー・ジョエル。引き締まったサウンドはスティーリー・ダンのようでもある。自分では「ビートルズの曲をスティービー・ワンダーがジャミロクワイとプレイしている」と表現しているとのことだが、なるほどそんな感じ。

とにかくそういうポップの王道の人たちを連想させるし、作詞・作曲・編曲・プロデュース・演奏まで独りでやっている。この人は久々に現れたポップ界の才能かもしれないとも思うのだが、残念ながらややインパクトが足りない。惜しい。

フランスの音楽学校でジャズ・ロックの課程を専攻したそうなので、過去の音楽を真面目に勉強し過ぎて、オリジナリティが希薄になっているのかもしれない。3作目くらいまでに新たな境地を切り開くかどうか注目したい。

0 件のコメント:

コメントを投稿