ジャック・ジョンソンのアルバムの中で一番ポップな曲が多くて聴きやすいのは「In Between Dreams」だ。僕はとても気に入ったのでギター譜を買ってコピーに挑戦した。簡単そうに聴こえるが、やってみるとすごく難しい。全然あの感じにならない。コードをジャカジャカ弾くだけの奥田民生弾き語りとは全然レベルが違った。
それ以前のアルバムは地味な感じがする。今回も地味めに戻った。いつもながら聴けば聴くほど味が出る静かに落ち着いた歌と演奏である。静かなのでさらっと聴けて単調なようにも思えるが、よく聴くと実はいろいろなパターンの曲があるし、一人多重コーラスなんかもやったりして凝っている。奥が深い。
最初はただ地味に戻っただけかと思ったが、何かが違う。でもその何かが判らずに何度か聴いているうちにふと、この静かでリラックスしてしかもカッコイイ感じはノラ・ジョーンズに似てるなあと思った。なぜそう思ったのかというとピアノが入っているからだ。そうか、今回は鍵盤が加わったところが新しい試みなわけだ。7回くらい聴いてやっと気付いた。
ジャック・ジョンソンのアルバムタイトルはDreamとかLullabyeとかSleepとか、眠り系の言葉がよく出てくるが、その言葉どおりウトウトしているときのような心地よさがある。
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