ボニーピンクは昔、髪の毛を真っ赤に染めていて、歌い方もちょっと突っ張った感じだった。最近は普通のOLみたいな外見になって映画やCMにも出るし、イメージがすごく変わった。
前作「Golden Tears」はえらくポップで、歌い方もリラックスしていて、上出来だとは思ったのだけど、以前とあまりにも違うので何となく地に足が着いていないような印象もあった。前の方が良かったというわけではないのだが、変化が大きすぎてちょっと腑に落ちなかった。
今回も前作同様にポップな曲が多いが、本人が「明るい私も暗い私も全部入っている」と言っているとおり、昔のような内向した感じの曲もあってバランスが取れている。前回は明るく作り過ぎたので、ちょっと戻してみましたという感じか。それがうまくいっていると思う。
この人はギターもキーボードも弾くが、どちらも独学でコードの押さえ方なんかも我流だそうだ。勉強すると型にはまってしまうと考えているらしい。曲を作るときは詞と曲を同時に一行ずつ作るそうで、これはすごく珍しいのではないか。自分の感覚だけを頼りに試行錯誤を続ける人のようだ。
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