テレビのチャンネルを変えているとNHK教育でピアノ協奏曲をやっているのに遭遇した。ピアニストが面白い顔をして弾いているのでちょっと見てみたら、目を瞑ってのけ反ったり目玉を剥いて観客の方を見たり、あまりにも面白いうえに演奏も迫力があるので最後まで見てしまった。そのピアニストはラン・ラン(漢字で書くと郎朗)という中国人の青年だった。中国で育ちアメリカに渡って成功を収めたらしい。
ところで、僕はこのところずっと家にいてだいたい一日中音楽を聴いているので、ポップ・ロック・ジャズでは聴きたいものは聴き尽くしてしまった感がある。今まではクラシックにあまり興味がなくて、持っているCDの枚数でも2%くらいしかないのだが、今後はクラシック方面を少し開拓しようかと思う。そこで、手始めにラン・ランのCDを買ってみた。
このアルバムではラン・ランが子どもの頃に弾いた思い出の曲をいろいろ弾いている。モーツァルト、ショパン、シューマンの曲が80分も入っていてお得である。さらにボーナスCDが付いていてリストのハンガリー狂詩曲2番も入っているが、ラン・ランこそライブのDVDをおまけに付けて欲しいところである。
シンプルでメロディアスな曲を美しく演奏している。かなり良い。音の強弱や緩急の付け方がダイナミックでメリハリがあるところや、ライブで表情豊かに弾くところなど、キャラ的に上原ひろみに似ている。
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