2006/06/22

「投資バカにつける薬」  山崎元


僕はお金の運用のことについてはあまり考えずにきたのだが、最近確定拠出年金の運用を自分で考える必要が生じたり、生命保険の更新の時期がきたりして、ちょっとは考えなアカンなと思うようになった。山崎元という人は信頼できると思っていたので、この本を買ってみた。

著者は金融業界内部にいながら、いろんな金融商品のことを結構ボロカスに批判している。読んでいて痛快だが、他人事ながら身の安全が心配になってくるほどである。結局、日本の金融商品は大概お客をだまくらかして手数料をいっぱい取ろうというものなので気をつけましょうという話のようだ。

世の中にある金融商品それぞれがどういうもので、どんなリスクがあるのかについて分かりやすく書かれていて大変勉強になった。やるとしたら、手数料の安いネット証券で直接株を(なるべくリスクが分散するようなやり方で)買うか、個人向け国債か、ナルホド。

相変わらず積極的に運用をしようとも思わないが、とりあえず著者が常々不要論を唱えている生命保険を大幅に減らすことにした。

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