2006/05/06

「A Bigger Bang」 ローリング・ストーンズ (2005)


ストーンズのCD(レコード)を買うのも聴くのも初めてだが、意外性が全く無い。さあありゃああすふぁああくしょんんん、の頃と全く変わらずミック・ジャガーの歌と曲はカッコイイ。すごいなあ。

ストーンズの音楽はエモーショナルという形容がぴったりだと思う。エモーショナル・レスキューという曲は結構好きだったけど、僕はエモーショナルな表現があまり好きではない。感情を表現するのはいいのだが、感情的な表現というのは何だか疲れる。

ストーンズをじっくり聴く時に問題になるのはドラムである。スネアやバスドラのリズムが時々ずっこけるのでとても気になる。岡本太郎の「芸術は綺麗であってはならない、上手くあってはならない。」という発言を思い出す。あるいは利休の欠け茶碗みたいなもんでこれがいいのかなあ、などとといちいち考えてしまう。でもそういう次元の問題じゃないような気がする。

このアルバムは楽しめたし、末長くがんばっていただきたいとは思うけど、ストーンズの音楽はこれからも永久に変わならいと思うので、今後買うことはないでしょう。

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