2016/10/08

Windows 10 に古いAutocad (LT 2007) を入れる方法

(2020.3.13追記)
以前はこの記事に書いた方法で古いAudocadをWindows10で使えたのですが、今はもう使えないと思います。Autodesk社が2019年8月31日以降、2010以前の製品をサポートしなくなったからです。(じゃあどうするかについては記事の最後にあります)

  Autodeskの説明はこちら → 前バージョンのサポートの変更


「以前のバージョンを継続して使用できます」とのことで、実際僕のLT2007は9月以降も使えていたのですが、10月頃にWindows10のメジャーアップデートがあった後、再アクティベーションを求められました。やられた!という感じです。一応アクティベーションの手順を辿ってシリアルナンバーを入れてみましたが、「サポート外です」というメッセージが出ておしまい。

(2020.3.13追記ここまで)

(ここから元記事)
普段はデスクトップPCでAutocad LT 2011を使っているのだが、LT2007もあるので、新しく買ったノートPCに入れて使おうとすると、苦労したけど何とかなったという話。

Autocad LT 2007をノートPCにインストールしようとすると、「.NETがありません」というエラー表示が出る。ググってみると「Windows 10では古いAutocadは使えない」という意見ばかり見つかった。理由は.NET frameworkのバージョンが違うからとのこと。

.NET frameworkというのが何なのか知らないが、更にいろいろ調べてみると、

 コントロールパネル>プログラム>Windows の機能の有効化または無効化

というところで、「.NET framework 3.5」のチェックボックスをクリックすると、.NET framework 3.5がダウンロードされることが判った。

その後、インストールをやり直してみると、今度はうまくいった。

そのままアクティベーションしようとするとダメだったが「アクティベーションコードの申請は、次のサイトから行うこともできます」というリンクから登録用のページに行くとできた。

そういうわけで、Windows 10で古いAutocadが使えることがわかった。
(元記事ここまで)

 (ここから 2018.8.17 追記)
Autocad LT 2007を使って不便なのは、ブロックのインプレイス編集ができないこと。機械設計において、この機能が有ると無いでは倍くらい効率が違うので困る。

最近ふと思い付いてDraftSight 2018という無料のCADソフトを使ってみた。

最初少しインターフェイスが違うので慣れが必要かなと思ったが、classic表示に切替えるとAutocadとほぼ同じ見た目になってビックリ。しかもインプレイス編集ができる。ただ、線分の端点をクリックしたときに長さが表示されないのと、スナップの精度が悪い点がAutocad LT 2007にも劣る。でもインプレイス編集の値打ちが大きいので、結局ノートPCではDraftSightを使うようになった。

(ここから 2020.3.13追記)
残念ながら、DraftSightは2020年からサブスクになりました。1年99ドルだったらAutocadLTの1年59000円よりだいぶ安いですね。

サブスクは嫌なので、買取のソフトを探すと「TurboCAD v26 DESIGNER 日本語版」というのを発見しました。
2万円くらいですね。画像はアマゾンへのリンクですが楽天ブックスが安いみたいです(2020年10月現在)。僕はAutocad LT 2011が入っているメインのPCが故障等したときのバックアップに、これ買ってサブのノートPCに入れました。

 (ここから 2023.2.3追記)

TurboCADはどうしてもノートPCを使うしかない場合に図面を見るぐらいで、 ほとんど使っていませんが、最近、この記事を見た方からの情報で、CorelCADというのを知りました。画像はアマゾンへのリンクです。

1万円ぐらいで非常に安いので買ってみました。2021 Education Editionとありますが、旧版の在庫処分でしょうか。普通にアクティベートするだけで使えます。使った感じもAutoCADに非常に近くて、今のところ問題なさそうです。

 (ここから 2023.7.24追記)

その後、Windows10でAutocad LT 2011も使えなくなってしまったので、CorelCADを本格的に使い始めました。画面上のアイコン配置なんかはほぼAutoCADと同じにできます。AutoCADでできたことができないなあと思うことも何度かあったのですが、今のところ全部熱心に探すとできることがわかりました。しかも、スナップの吸い付く感じなどの操作感や、ちょっとしたコマンドの設定がAutoCADより優れています。比較対象のAutoCADのバージョンが古いせいかもしれませんが、これはAutoCADより良いと思います。気に入りました!

更に、CorelCADではなんと簡単な3Dデータも作れます。外形を押出して板金部品のデータを作り、実際に部品加工の手配に使えました。安いソフトなのに素晴らしいですね。


 

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