2005/11/20

「脳の中の幽霊、ふたたび」 V.S.ラマチャンドラン


解説で養老先生も書いているとおり、この人の本は本当に面白い。脳の仕組みから「意識とはどういうものか」「美とは何か」などについて考えているところは僭越ながら僕の「小脳論」とも近い(小脳の話は出てこないけど)。

一番興味深いのは「我々が何か動作をしようとするときに、動作する意志を自覚する1秒ほど前に脳波に変化が現れる」ということ。これは我々が自由意志によると思っている行動のきっかけが、意識の外からやってきているということを示している。小脳論的には、その意識の外=小脳である!ということなるのだが...。

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