春樹さんは最近あまりエッセイを書かなくなってしまった。その理由は、あらゆるネタを小説のために取っておきたいからということのようである。期間限定のウェブサイトも開設しなくなった。そのかわりテレビのニュースでスピーチ映像が流れたりする。
久しぶりのエッセイなので楽しみに読んだが、なんかカドが取れてマイルド過ぎるような気がする。言いたいことはちゃんと言っているのだが、なんか抑制された言い方になっている。昔の村上朝日堂シリーズにはちょっと突っ張ったところもあって、そこが良かった。昔と違って世界的に影響力のある人物になってしまったので、いろいろ気を使っているようだ。
でも、まあ面白いことは面白かった。もったいないので毎日少しずつ読んだ。近々読み返したい気もする。
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