2006/05/30

「3121」  プリンス (2006)


宇多田ヒカルが「最近はまっている」と書いていたので購入。最初はイヤホンで聴いたせいで「密室感」みたいなのが強すぎで全然ダメだと思ったのだが、2回目にスピーカーを通して聴いたら結構良かった。Princeにしては(といってもよく知らないのだが、僕のイメージでは)あまり実験的じゃなくてわりと素直なファンクである。その後はハマるというほどではないけど時々聴いている。

だいたい僕はこういう「独りシコシコ系」はあまり好きじゃないのだが、よく考えてみると、今面白そうなことをやっているのはベックとか日本ではスガシカオとか、打ち込みのリズムトラックに独りでいろんな楽器をダビングしてサウンドを構築していく「お宅ファンク系」とでもいうような人たちである。僕の好きな人でいうとタツローさんだってそうだし、宇多田ヒカルの曲の録音も(独りでではないが)それに近い。

僕はバンドサウンドが好きなので、そういう方向性がずっと受け入れられなかったが、どうしようもなくデジタル化が進む今の時代の表現としてはピッタリなのかも知れないと思うようになってきた。

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