このアルバム、めちゃ気に入りました。
僕は'86年に出たガッド師匠のリーダー作「ガッド・ギャング」を愛聴しているのだが、それとはちょっと違う。ガッド・ギャングはメロディーがはっきりしていてソウルっぽい音楽だったが、このアルバムはメロディーがほとんど目立たないし、コードも1つか2つを延々と繰り返すことが多いところはファンクですかという感じ。
ベースが派手では無いのでファンクとも違うのだけど、とにかくリズム重視で一貫している。ドラムの神様のリーダー作にふさわしいサウンドともいえる。かといって、ドラムの手数が多いわけでもなく、ガッド師匠は地味なパターンを刻み続けています。要するに、このノリを聴けってことですね。若い頃にドラムを叩いていた僕としては、そうそうこれこれと思ってしまう理想的な音楽だ。こういうのを待っていました!
このゆったりとしたリズム感に興味が無い人には退屈かもしれないが、僕はずーっと聴いていられる。英語でいうところのメスメライジング。それぞれの曲も長いし、11曲74分、CDの容量フルに入っていて満足。バンドのアンサンブルも非常に良い。
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